経営ノウハウ 書籍

経営者になるためのノート 【徹底解析】

2020年11月14日

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ハチ太
・経営ってどうやって行えばよいの?
・実際に経営がうまくいっている社長はどのように考えているの?
・成功する心構えなどあれば教えてほしい

こんな疑問にお答えします。

✔本記事の内容  

経営者に必要な≪変革する力≫がわかります。

「経営者になるために必要な要素は何なのか」がわかるようになります。

 

読者様へのメッセージ

今回から4回にわたって徹底的に「経営者になるためのノート」を解説します。

独立する前に具体的にどんなことを意識したほうがいいの?

どうやったら経営者志向になれるの?

と色々考えていた際に、実際に独立して実務をこなしている理想とする先輩税理士に教えてもらいました。
読んでみると、おすすめである理由が分かりました。
心に響く良本で、なぜ早く読まなかったんだろうと自戒の意味を込めて深くこの書籍を読みたいと思います。教えていただきありがとうございます!

 

まず自分は東大読書術からの読み方で、この書籍を徹底的に読み込みます。
本と対話するようにして読んでいきます(ただ慣れていないので、あまり突っ込んでいませんが)

本を読む目的は何か?
・経営者に必要なことを学びたい
・憧れと尊敬する自分がなりたい理想の先輩税理士のおすすめ書籍だったので、経営に役立つ情報が書いている
・自分の中に落とし込む
成功する経営者の考え方をインプットする

 

本の装丁や帯、目次から読み取れる内容はなにか?
・柳井正 ファーストリテーリングの社長
・2020.8.12で27刷増刷されている
経営者とはなんなのかがわかりそう
・4つの力って? 稼ぐ力? 凡事徹底?
→変革する力・儲ける力・チームを作る力・理想を追求する力
・経営者の育成が必要なのは日本をよくするため?

序章

本書では経営者とは「成果をあげる人」と定義づけています。
成果とは=「約束したこと」です。

成果をあげるということ=経営者が、顧客・社会・株式市場・従業員に対して「こうなります」「こうします」「これをやります」と宣言して約束したこと。

これを実行して、実現することです。

私の自分への約束「独立までに7人の経営者とコンサル契約を結ぶ
(年500万円)」
「独立までに無料コンサル50回以上」
「独立までにブログ100記事」
「独立までにTwitter1000人」
顧客への約束「会社の業績を必ずアップさせます」
「コンサルをすることで未来の収入を最短で得られるようになります」
「社長や従業員の悩みを解決します」

約束したことを成果としてあげてはじめて、顧客・社会・株式市場・従業員から信頼されて、会社は存在し続けることができる。

約束する成果は?
一番大事なことは社会における自分たちの存在意義、使命感を考えること。

 

自分自身を考えてみると「ガーバー流、事業計画書の作り方【起業する際に大切なコト】」に事業理念(存在意義)を記載してる内容になります。

詳しくはこちらをご覧ください

ファーストリテイリングの使命感は「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

会社の使命と成果が結びついていること。それが経営者の原則です。

会社の使命感と成果


・「独立までに7人の経営者とコンサル契約を結ぶ(年500万円)」 →業績アップして幸せになってもらう
・「独立までに無料コンサル50回以上」 →かかわる人を幸せにする(回数を重ねて実績を作るのは自分本位なのでダメ、営業トークとしてはあり)
・「独立までにブログ100記事」→まず自分を知ってもらう必要がある。まず話してもらうきっかけづくりと、自分という人間を信頼してもらうため
・「独立までにTwitter1000人」→まず自分を知ってもらう必要がある。まず話してもらうきっかけづくりと、自分という人間を信頼してもらうため

モラルのない商売人はダメ!
約束を守っていないのにお金儲けをしている人は経営者としてはだめ。
未来永続して長続きしない。

松下幸之助・本田宗一郎氏が経営者としてあらゆる人から尊敬されるのはなぜか?
使命感を持って社会に役立つ企業を作ったから。
まずしっかり正しい経営者の姿を理解する! 果たすべき役割を考え果たす。

経営は「実行」です。考えているだけ、思っているだけでは成果はあがらす、実行して初めて成果はあがります。

 

経営者に必要な4つの力

1変革する力(イノベーター)
2儲ける力(商売人)
3チームを作る力(リーダー)
4理想を追求する力(使命感に生きるもの)

まずは≪変革する力≫を見ていきましょう!

≪変革する力≫

経営者はイノベーションをもたらすために「目標を高く持つ」必要があります。

高い目標とは「常識で考えたらまともとは思えない」くらいの高さの目標

なぜ?!絶対できないことを目標にするのなんて実際どうなの?と思いましたよね。

私も思いました。

既存の延長線の発想ではできないことに自らを追い込むことで達成に向かいます。
『プロフェッショナルマネージャー』の著書ハロルドジェニーン氏は
「終わりから始めなさい!なぜならば、ゴールを設定すれば『成功するためにすべきこと』が明らかになるからだ」と言っています。

目標は高ければ高いほど、イノベーティブになる。

【常識を疑う】

常識という名の、思い込みを捨てる

会社の成長、会社の進化を妨げる最大の敵は「常識」
業界は過去、顧客は未来、ライバルではなく顧客に集中する=顧客目線で考える必要があるということですね。

・お客様目線でみる。
・お客様がそうでなければいけないと思っていることかどうかを絶えず確認する
・お客様から出るシグナルをちゃんと受け止める。

「こういった品物はないの?」に対して「申し訳ありません」というか「扱ってないんですよ」というか。
そういった声を集める、ちゃんと拾い上げることにより、新たな発見が見つかるかもしれないですね!

イノベーションの事例:
セブンイレブンの「夏のおでん」「冬のアイスクリーム」

・おでんは冬、アイスクリームは夏しか売れないと思っていた。
・売る場合は周りから批判を浴びた
・実際に売ってみると売れた。
・各コンビニがこぞって真似をした

なぜ売れたか? 昔は売れなかったが、常識を疑った。
売れた理由は、エアコンの普及により生活様式が変わったことが背景にあるみたいです。

ちなみにアイスクリームの消費日本一は石川県ですね。冬こたつに入りながらアイスを食べるみたいです。

経営者は「危機感」にもとづいて経営をやるべきであって、「不安」に基づいて経営をやってはいけない。

コントロールできないことに悩まない
大事なことはまずやってみること。

つまり行動すること行動でしか結果を確認することができない。行動しないことは心配する必要は一切ない。
人は未来の起きないことに対して悩みすぎるので、そういった点は一切排除する必要がある。

不安なことがあれば具体的に紙に書き出してみる。コントロールできるかどうか判断する

できないものは自分じゃ解決できないものだと腹をくくって無視。コントロールできるものはしっかり対処する。

行動していく、できなればなぜできないかを考えて改善してまた行動する。そうやって具体的な行動を行えば不安を感じている暇はなくなる。

【基準を高く持ち妥協とあきらめをしないで追及する】

仕事の基準を高く持つ必要がある。お客様は厳しい。普遍的な高い基準を目指してやっていかないと経営者として成功できない。
自分なりの基準でできているは経営的には全く意味がない。
お客様が本当に喜んでくれる基準でできていないといけない。
基準の話は以下のブログが参考になります。

基準について【ビジネスで成功するヒント】

皆さん基準って考えたことありますか? 基準って当然人それぞれあって。ここまでしたからできなかったっていう話を聞くことがたまにあります。   会社でも税理士試験頑張って勉強しているのに受からな ...

続きを見る

「自分は結構できている」と思っている人は、ただ単に設定している基準が低いだけかもしれません。

高い基準を目指したうえでの失敗であれば、問題ないです。

IBMの初代社長「完璧を目指さずに成功するよりも、完璧を目指して失敗するほうがよい」

心に響きますね。こういった経営者の本を読んで言葉を知ることで、自分自身がいかに小さいかを思い知らされます。

自分はちゃんとやっているか?基準は低くないか?もっと高くできないか?ベストを尽くしたか?どうすればもっとできるか?絶えず考えて行動していく必要がありますね。

挑戦的なプロセスからは何らかの収穫や学びが生まれるはずです。

【リスクを恐れず実行し失敗したらまた立ち向かう】

安定志向で安定成長している会社はない
「会社を危険にさらしたくない」という志向が「会社を危険にさらす可能性が」高い

経営者というのは、現在そして未来に関して成果を最大化するために存在している。
その役割を実現しようと思ったら、挑戦すべきことには、リスクを恐れずに挑戦する。突っ込んでいかなければならないような時には、思い切って挑戦する。

リスクがあるところにチャンスがある。
「リスクがないところに利益はない。リスクがあるところに利益がある。」
リスクをしっかり計算して、いかにリスクを排除するかですね。

所属税理士
私の場合は独立するにあたって失敗してもリスクはなし。
「死にはしません」就職したらよいだけ。
借入をする場合は若干気になりますが・・・。ただ創業融資をしてみようと思います。同じ経営者の気持ちを理解するには自分がするのが一番だと思います。成功するまで失敗してもやり続ければよい。というマインドでやります!
ただそこにたどり着くまでは、綿密にやることが大事だと思います。

新規店舗とWebマーケを組み合わせて成功させるには迫さんの記事がおすすめです。

✓check
「Webマーケティング×実店舗」で圧倒的な繁盛店を作る裏ノウハウです。
実際にイベントに登壇して話したセミナー動画の目次は以下の通りです。
Webマーケティングがわかると実店舗は余裕
1. 大前提としてビジネスをするなら必ず知っておきたい原理原則
2.なぜ私がジェラート屋さん及びタピオカ屋さんを選択したのか
3. 地方×若者向け商品×インスタグラム広告の破壊力について
4.オープン時に威力を発揮するテンプレ投稿
5. LINEを活用してリピート率を高める簡単な施策について
これだけやって勝てないわけがない
他にもWebでよく使われている手法を使った例
おまけ:店舗の運営代行およびアフィリエイトのお知らせ
さいごに

所属税理士
勉強している最中です。
再現性があるのと、だれでも取り組むことができるかと思います。

マーケティングを勉強していますがマーケティング実店舗に落とし込んでいいる事例で、すべて大事ですが原理原則や広告運用については特に確認していく必要がありますね。
新規開業・実店舗でのリスクを最大限排除して運営を行うことができます。

新規開業のお客様には抜群の効果を発揮します。とりあえず自分自身に落とし込むように、細分化して応用できるようにしている最中です。

結局落とし込むときは自分のは言葉で語れるかが大事ですね。脳をインプットするように何度見て、コンサル力として肉付けしていきます。

またやらない場合のリスクも考える必要があります。
これも迫さんのTwitterがわかりやすかったです。

 

やらない場合はどういったことが起きるのか?

安定志向に物事を考えていないか。目標とするものに近づいているのかどうか?やる、やらないについて様々なことを計算してから判断する必要があります。

目先の利益を追うという尺度で物事を考えるのではなく、長期的な利益を追うという尺度で見るのが良い。

リスクを取った限り、中途半端にせず、結果が出るまでやりきること。

経営者は結果が出るまであきらめずやりきるということが大切。「やっぱり難しかった」「やらなければよかった」なんてことを考えることもありますが、失敗の原因を徹底的に分析・検証して次にどうしたらいいかを考えて実行することが大切ですね

【自問自答する】

「自分はできている」と思わないようにする。

なぜなら、自分がやっていることが過去の延長線上で同じようなことをやっていたり、物事が一つの方向からしか見えていなかったり、非常に小さい部分にこだわっていて、もっと大きな本質的な物事に取り組んでいなかったりすることがあるため。

できていると思うと思考停止になるということですね。ほんとにできているか?などを絶えず確認する必要があります。

表面上は謙虚ぶっているけど、本当は自分は結構できていると心の中では思っている人が、たくさんいるから。

目標が高い=80%の達成でも実はいい成績だ。自分基準を超えているから自分なりにはできているという考え方はダメ。自分基準は捨てる。目標に対してできたかできなかったかを分析し、改善を行う必要がある。

【上を目指して学び続ける】

学びに貪欲となれ。大切な心構えとして「上には上がいると思うこと」「世の中には、今までに起きてないことはないと思うこと」が必要です。
誰かが必ず行っているので、そういった人を見つけて実際に聞いてみたりするのが大事かなと私は思い、Twitterや先輩様々な人にお聞きしました。

柳井さんも同じように、いろいろな人に会ってどんどん聞きに行くことをすればよいという考え方なので、同じ考え方なのはすごい嬉しいですね。つまりそれが正解ですね。

ただし、聞いたことや得た知識を実行に結びつけないと意味がない、そして実行を通じてまた学ぶ。このサイクルになっていないと、経営者としての学習になっていないということ。

自分に自信をつけて、本物の情報が入るようにする。自分が格上の人など、本物の人に出会った時にちゃんと対話ができる必要がある。
そのために何が必要か?

貪欲に学び話ができるだけの知見を持つ努力を重ねる必要がある。
① 本や業界紙を読む、いろいろな人に会って話を聞く
② 仕事を一生懸命やって実績を上げる

まとめ

どの項目も大切ですが、私が特に大事だと思ったところを抜粋しました(ほとんど抜粋していますが・・・・)
大きな目標を持ち、リスクを排除した計画をもとに絶えず行動を行う、達成するために自分を成長させることが大事ではないかと受け止めました
ユニクロの社長の知恵知識をあなたの脳内にインプットして、あなたとの違いを理解し、経営者脳へシフトできるよう一歩進めればと思います。

 

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